ブルノ国立劇場バレエ団によるワークショップ
2023年12月28日(木)
1989年、ブラティスラヴァのエヴァ・ヤチョヴァ舞踊学校を卒業後、スロバキア国立劇場バレエ団に入団し、短期間でソリストに昇格する。
1992年、オランダ、ハーグのイリ・キリアンが率いるネザーランド・ダンス・シアター(NDT)からオファーを受ける。そしてNDTでの契約が開始するまでの半年間ブルノ国立劇場バレエ団にてソリストとして活躍する。
NDTにおいては、イリ・キリアンはもちろんのこと、マツ・エック、ナチョ・ドゥアト、オハド・ナハリン、ウィリアム・フォーサイス、エドゥアード・ロックなど、当代きっての振付家達と仕事をする機会を得る。
1999年には大西洋を渡り、モントリオールのレ・グラン・バレエ・カナディアンの初代ソリストとして入団する。
2000年には再びスロバキア国立劇場バレエ団においてもゲスト・ソリストとして活躍する。そして2006年から2010年まで同バレエ団の芸術監督をも務める。
その後、2011年にはブラティスラヴァ・バレエ団を設立し、2013年の解散まで同団を率いる。
2013年シーズンより、チェコのブルノ国立劇場バレエ団の芸術監督に就任。
2018年には、プラハの舞台芸術アカデミーで振付の修士課程を修了。
振付家としての創作活動の開始は、2002年にモントリオールのレ・グラン・バレエ・カナディアンに遡る。そこでの最初の作品は小作品の『手紙』で、その後『インスピレーション』(2002)、『駅』(2004)を発表。
スロバキア国立劇場に復帰後、『チェンジ』(2005)、『白鳥との出会い』(2007)、『ワーホル』(2007)、『68』(2008)、『エベレスト』(2009)を発表。のちにブラティスラヴァ・バレエ団では、『モモス』(2012)、『クイーン』(2013)、ミュージカル『マタ・ハリ』(2013)などを上演。
同時期、振付のほとんどはスロバキア国外で創作されたもので、カナダのジュヌバレエドゥキューベックでの『ボレロ』(2006)、アメリカのグランラピッドバレエでの『ロミオとジュリエット』(2011)、『黒と白』(2012)、『ベートーベン』(2015)、サンフランシスコのディアブロバレエでの『衝動』(2013)などが挙げられる。さらに後の2019年にはロイヤル・ニュージーランド・バレエ団でも『黒と白』を、セルビア国立ベオグラード・バレエ団では『ミケランジェロ』を2021年に上演している。
チェコ共和国の劇場での作品上演は、『宿命的な愛』(2012)、『トゥギャザー』(2016)、ミュージカル『ウエスト・サイド物語』のダンス版(2017)、『ロミオとジュリエット』(2019)、ブルノ国立劇場での『ベートーベン』(2021)、『アンアンサードクエスチョン』(2022)、プラハ室内バレエ団での『スラブ四重奏曲』(2014)、ピルセンのJ.K.Tyl 劇場のバレエ『カルメン』(2016)などがある。
その他の代表的な海外作品として、リガのラトビア国立バレエ団の『リハルド・ドゥブラのピアノ協奏曲』(2014)、ルーマニアブカレストの国立オペレッタのためのミュージカル『マリア・デ・ブエノスアイレス』(2010)などが挙げられる。
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